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【非連携の壁】マネーフォワード MEで「貯蓄型保険の払戻金」を正しく資産登録する方法

kenta1118
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マネーフォワード ME(MFME)は、提携している保険会社であれば自動で資産の動向を反映してくれます。しかし、提携外の保険会社が扱う「貯蓄型保険」については、その資産(解約返戻金相当額)の動向が反映されず、正確な総資産の把握が困難になります。

この記事では、非連携の貯蓄型保険の「払戻金(解約返戻金)」を、MFMEの資産として正確に登録・管理する方法を、実際のカスタマイズ手法を用いて具体的に解説します。


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1. 貯蓄型保険の払戻金(資産)を管理すべき理由

貯蓄型保険は「保険部分」と「貯蓄部分」に分かれており、途中解約した際に支払われる「解約返戻金」が存在します。

メリット

この解約返戻金(払戻金)は、途中解約時には現金として手元に支払われる資産です。そのため、総資産を正確に把握するためには、この金額をMFMEで管理することが重要です。

デメリット

貯蓄型保険の積立効率については、リベラルアーツ大学の両学長が指摘されるように、「貯蓄は貯蓄、保険は保険!混ぜるな危険!」という原則に基づき、非効率である可能性が高いです。しかし、老後を控え満期が近いなど、状況によってはそのまま掛け続けた方が良い場合もあるため、「資産として可視化し、見直しの検討材料とする」ために管理を始めるべきです。

2. 【実践】MFMEで貯蓄型保険の資産を登録する設定方法

MFMEの提携サービスにはない貯蓄型保険の払戻金は、手入力の「オリジナル項目」を作成して管理するのが最も効率的です。

ステップ①:オリジナル項目(資産口座)の作成

  1. MFMEの画面(PC/アプリ)で、「手入力で資産を追加」を選択します。
  2. 資産のカテゴリーを「その他」または「保険」などに設定します。
  3. 口座名を分かりやすい名称(例:「【手入力】○○保険 解約返戻金」など)で登録します。

ステップ②:払込金額(初期値)の入力

  1. 作成したオリジナル口座に対し、現時点の「解約返戻金」(払戻金)の金額を初期値として入力します。

ステップ③:毎月の積立額の設定(引き落とし方法別)

毎月の保険料支払額のうち、貯蓄部分に回っている金額のみを、このオリジナル口座に「入金」として毎月記録していく必要があります。

支払方法MFMEでの記録方法備考
銀行引き落とし毎月、銀行口座から「保険料」として支出された金額を、この貯蓄型保険のオリジナル口座に「入金」として振り替える手入力処理を行います。支出と入金の両方の手入力が必要になります。
クレジットカード毎月、カード会社からの「保険料」支払いを、このオリジナル口座に「入金」として振り替える手入力処理を行います。
給与天引き(以前の記事で解説の通り)給与口座からオリジナル口座に振り替える手入力処理を行います。給与明細の控除額が基準となります。
デメリット
  • リアルタイムでの変動は不可: 貯蓄型保険の払戻金は、運用実績により変動しますが、MFMEではリアルタイムで反映されません
  • 年度末の確認が必須: 正確な払戻金(解約返戻金)は、年末や年度末に保険会社から送られてくる通知ハガキやメールでしか確認できません。通知が届かなかった場合は、保険会社への問い合わせが必要になります。

まとめ:老後の資産把握のために可視化する

貯蓄型保険は、効率の面で推奨されにくい商品ですが、現時点で保有している場合は、解約返戻金を「資産」として可視化することに価値があります。

MFMEにオリジナル項目として登録し、年に一度の通知で金額を更新することで、自身の総資産に対する影響度を把握でき、「満期まであと数年の見直し」「質の良い金融商品への分散投資」を判断する材料となります。

以上、参考になれば嬉しいです。

それでは今日も一日、お元気で…

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資産をマネーフォワードMEの家計簿アプリを使って管理しています。従業員持株会を利用して株式投資の基礎勉強中。 趣味はバイク、クルマと、アイドルオタク。 気長によろしくお願いします。
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