【給与天引き向け】マネーフォワード MEで保険を正確に管理する方法|積立型と掛け捨てを分けて見える化
保険をマネーフォワード MEで管理するなら、「毎月いくら払っているか」と「いま資産価値がいくらあるか」を分けて記録するのがいちばん分かりやすいです。
給与天引きの保険は、銀行口座から直接引き落とされないため、そのままだと家計簿にも資産一覧にもズレが出やすくなります。
そこで私は、天引き専用の口座を1つ作り、そこを経由して保険を管理する方法を使っています。
この形にしてから、毎月の保険料、積立型保険の解約返戻金、掛け捨て保険にいくら使っているかが一気に見やすくなりました。
保険は、入るときよりも入った後にどう管理するかのほうが大事です。
見える化できると、必要な保障なのか、払いすぎていないか、積立型は本当に資産形成に役立っているかまで判断しやすくなります。
まず結論|保険管理は「保険料」と「資産価値」を分けると失敗しにくい
マネーフォワード MEで保険を管理するときに、最初に押さえておきたいのは、保険は全部が資産ではないということです。
ここを曖昧にすると、資産額が実態より多く見えてしまいます。
考え方をシンプルにすると、次の3つです。
- 掛け捨て保険:保障を買っているものなので、基本的に資産価値は残らない
- 積立型保険:解約返戻金があるなら、その金額が資産の目安になる
- 給与天引きの保険:銀行明細に出にくいので、そのままだと流れが見えにくい
つまり、保険管理で大切なのは次の2点です。
- 毎月いくら払っているのか
- いま資産としていくらの価値があるのか
この2つを分けておけば、家計簿としても資産管理としてもズレにくくなります。
手順1:給与天引き管理用の「天引き口座」を作る
給与天引きの保険は、どこから保険料が出ていったのか見えにくいのが弱点です。
そこで、まずは天引き専用の口座を1つ作ります。
名前は自分が分かれば十分です。
たとえば、次のような名前にすると管理しやすいです。
- 会社名_天引き口座
- 給与天引き口座
- 福利厚生天引き口座
これは実在の銀行口座ではなく、管理のための口座です。
この口座を作っておくと、設定ミスにも気づきやすくなります。
本来は、毎月入ってきた金額が各項目へ振り分けられて、残高がほぼ合う形になるはずです。
そのため、ここに中途半端な残高が残っていると、「どこかの設定がズレている」と判断しやすくなります。
給与天引きで保険以外に持株会や財形などもあるなら、この考え方はそのまま使えます。
マネーフォワード MEで従業員持株会を手動管理する方法
手順2:毎月の天引き額を「天引き口座への入金」として記録する
次に、毎月の給与天引き額を、天引き口座に入金されたものとして記録します。
ここで入れる金額は、保険だけでも構いませんし、持株会や財形などを含めた天引き総額でも構いません。
ただし、あとで設定する振替金額と必ず合うようにしてください。
ここがズレると、天引き口座に残高が残り、管理が分かりにくくなります。
コツは、給与明細に載っている天引き額と、マネーフォワード MEで動かす金額を一致させることです。
概算で登録すると、最初はよくても数か月後に帳尻が合わなくなります。
毎月同額なら繰り返し登録しやすいですし、金額が変わる月だけ手直しすれば十分です。
手順3:保険を登録し、積立型と掛け捨てで設定を分ける
次に、保険そのものを登録します。
ここで重要なのは、積立型保険と掛け捨て保険を同じ扱いにしないことです。
積立型保険の場合
積立型保険は、解約返戻金があるなら、その金額を資産価値の目安にします。
ここで気をつけたいのは、これまで払った保険料の合計をそのまま資産にしないことです。
資産として見るべきなのは、現時点で解約したときに戻る可能性がある金額です。
払込累計額を入れてしまうと、資産が実態より大きく見えてしまいます。
保険証券、契約内容のお知らせ、年1回の通知、保険会社のマイページなどで確認できる数字を使うと管理しやすいです。
掛け捨て保険の場合
掛け捨て保険は、基本的に資産価値が残りません。
そのため、現在の価値は0円で管理するのが自然です。
掛け捨て保険は無駄という意味ではありません。
病気や事故、万一に備えるために必要な保障を買っているので、家計管理上は固定費として把握するのが分かりやすいです。
私はここを分けて管理するようになってから、次の違いがかなり見やすくなりました。
- 将来に向けて資産として残る部分
- 保障のために毎月払っている部分
この違いが見えるだけで、保険の見直しはかなりやりやすくなります。
手順4:天引き口座から保険への振替を設定する
保険の登録ができたら、次は天引き口座から保険へお金が移動した流れを作ります。
この設定をしておくと、単なる支出ではなく、「天引きされたお金がどこへ回ったか」を追いやすくなります。
特に積立型保険は、この流れを作っておかないと、家計簿上ではただの支出に見えてしまい、資産の動きが分かりにくくなります。
一方で、掛け捨て保険は少し考え方が違います。
掛け捨て保険は最終的に資産として残らないため、固定費として支出管理を重視する形でも問題ありません。
ただ、給与天引きで家計全体の流れを揃えて見たいなら、掛け捨て保険も含めて天引き口座を通して整理しておくと、全体像が崩れにくくなります。
大切なのは、自分の中でルールを統一することです。
- 積立型は資産の動きとして管理する
- 掛け捨ては固定費として管理する
- 給与天引きは天引き口座を通して見える化する
この3つを意識するだけで、かなり整理しやすくなります。
手順5:「現在の価値」は定期的に見直す
積立型保険で見落としやすいのが、現在の価値は放っておくと実態とズレやすいことです。
毎月ぴったり合わせようとすると、正直かなり面倒です。
そのため、私は通知が届いたタイミングで修正する管理のほうが現実的だと思っています。
見直しの目安は次のようなタイミングです。
- 年1回の契約内容通知が届いたとき
- 解約返戻金のお知らせを確認したとき
- 保険の見直しを考えたとき
- 家計全体を棚卸しするとき
家計管理は、毎月100点を目指すより、続けられる形で80点を維持する方が強いです。
特に保険は、加入したまま長く放置しやすい固定費です。
だからこそ、年に1回でも数字を見直すだけで効果があります。
「保険の見直し方」や「固定費の見直し」
マネーフォワード MEで保険を管理するメリット
この方法のいちばんのメリットは、保険を「なんとなく払い続けている固定費」のままにしないことです。
見える化すると、次のような判断がしやすくなります。
- 毎月いくら保険料を払っているか分かる
- 積立型保険にどれくらい資産価値があるか見える
- 掛け捨て保険に年間いくら使っているか分かる
- 給与天引きの設定ミスに気づきやすい
- 保険を続けるべきか見直すべきか判断しやすい
給与天引きの保険は、手元の口座残高が動かないぶん、どうしても意識から外れやすいです。
しかし、見えない支出ほど、後回しにすると重たくなります。
マネーフォワード MEで整理しておけば、家計簿としての見やすさと資産管理としての納得感の両方がかないます。
まとめ|まずは天引き口座を1つ作るところから始めればOK
給与天引きの保険をマネーフォワード MEで管理するなら、天引き口座を1つ作って、お金の流れを見える化する方法がいちばん実用的です。
そして、保険はひとまとめにせず、次のように分けて考えると失敗しにくくなります。
- 掛け捨て保険は固定費として見る
- 積立型保険は解約返戻金を資産として見る
- 給与天引きは専用口座を通して整理する
この形にしておくと、家計簿としても資産管理としても整いやすくなります。
保険は、入って終わりではありません。
いまの保障が必要か、家計に対して重すぎないか、積立型なら本当に資産形成に役立っているか。
そこまで確認できるようになって、はじめて「管理できている」と言えます。
まずは難しく考えすぎず、天引き口座を1つ作るところから始めてみてください。
それだけでも、保険の見え方はかなり変わります。
以上、参考になれば嬉しいです。
それでは今日も1日、お元気で…
