従業員持株会で株式投資経験を積んでみるという経験。初心者には比較的安全だと思う。
会社の後輩から『iDeCo、積立NISAと、持株会について話がしたい…』との事で相談がありました。
私が勤める会社の営業所内でも、株取引をしている人を偶に聴くのですが、長期目線での資産形成をしている人は皆無です。それを心配して、相談に来たとのでした。
そんな訳で、長期で資産形成を考える方には、有効だと思いますので、最後まで読んで行って下さい。
私が従業員持株会を加入した経緯
私が最初に加入した経緯は、こちらの記事から…
資産形成したい後輩
従業員持株会について相談にきた後輩本人は、投資に関しては全くの素人。
でも、資産を増やしたい…ということから始まりました。
私は…というと、入社した数年後から持株会の存在を知り、すぐに担当部署に連絡して加入しました。正直なところ、本格的な投資家の方からすれば、賛否両論… (!?)
いな、否定的な意見が殆どです。始めた当初の十数年前は、そんな賛否両論の存在すら知らない超の付くど素人でしたので、即加入して持株会を始めました。
私は現在、比較的安定した大手と言われる会社に勤務するサラリーマンです。投資家と呼ばれる様なものではありません。この会社では、この後輩を含め、多くの従業員は今現在でも持株会の存在を知りません。
コロナ禍の始まり
コロナが流行り出した頃のことです。
持株会を知ったのは最近との事で、先輩たちが言っていたことが気になり、それで相談する事にしました。
先輩は、何と言っていた?
- コロナで持株会の株売れなくなったね〜
- 株価暴落で、会社潰れるよ〜。換金して持株会を辞めようかな〜。
そりゃ、心配になるわなぁ…
持論:従業員持株会のメリット
私自身の考え方を、最初に語っておきました。
- ギャンブル的な運用方法で持株会を利用するのは、得策とは思えない。
- 「安い時に買って、高い時を見計らって売る」のは、投資としては間違いではない。
- 持株会のシステムを考えると、『売り』『買い』はリアルタイムでは出来ない。
- これを知らずに、高値をつけた数ヶ月後に払い出され、マイナスになって後悔していた人がいた。
私の持論を基にした、持株会のシステム上のデメリットを伝えました。
方針
この様に方針を伝えます。
- 持株会は、月々に積み立てておく。
- 定年退職した時には、株式で受け取る。
- 配当金が半年毎に配られるので、配当金年金システムとするのがベスト。
- いざとなったら、株式を売却すれば現金化できる。
放ったらかしで、定年まで保持しておけば、勝手に資産が増えていく。
と、付け加えました。
投資経験
先にも述べましたように、私は持株会を始めた当初、独身であり、満額を投入できました。ちょうど会社の株価も安い時期でもあったので、ぐんぐん伸びていきました。
持株会のメリットとして、高い時も、安い時も一定の金額で購入できる、ドル・コスト平均法で購入でき、単位株のような高額のお金を必要としません。
(※単位株:証券会社で売買できる、最少単位の株=百株とか、一千株等の、ひとまとまりの株数。)
その結果、13年経った今では、月あたり1万円の配当金が受け取れるぐらいにまで成長しています。しかし、その配当金は、持株会に再投資されるシステムなので、受け取ることはありません。
そのため、どんどん買い進められていきました。
私の計画では、定年となった時に持株会を退会するのですが、保有する持ち株を自分名義に変更してもらいます。
そして、次の配当金振込日からは、現金として収入を得る事にします。いわゆる、不労所得になるのです。
まとめ:社員持株会で投資経験を積む
投資の経験を積むために…
まずは投資に慣れるため、持株会に加入してみたらどうだろうか?
と、アドバイスしました。
尚、私は会社の回し者ではありません。(笑)
持株会を薦めたことによって、私に会社からの利益は、まったく、ありません。(笑)
投資に慣れることで、景気動向を自分の肌で感じ、勉強材料として自社株の動向を知る事ができます。
また、自分の勤める会社の状況が肌で感じ取れると、仕事のやる気にも繋がり、安定株主の一員として物事を考えられる様になると思います。
以上、参考になれば嬉しいです。
それでは今日も1日、お元気で…