従業員持株会のデメリットは、集中投資。だからだめなのか?株式投資はそんなに甘くない。
ご自身が働く会社には、持株会という制度があるでしょうか?私が務める会社には、従業員持株会制度があり、毎月積み立てることができます。
その持株会を始めたきっかけですが、入社以来、ファイナンシャル・プランナーさんの言っていた事を愚直に実行し、株式投資の練習として持株会で株式を購入し続けています。
月の積立金に対し、5%の補助金を上乗せして積立る事ができます。ボーナス時には、月の3倍まで積立できるのが、私が勤務する会社の社員持株会です。
従業員持株会に加入
入社当時、会社の福利厚生制度についてほとんど知らない状態でした。
知り合ったファイナンシャル・プランナーさんのアドバイスから、財形貯蓄の話をしていただきました。
そこで飛び出したのが、従業員持株会です。
一般に、財形貯蓄といえば銀行などの金融機関に貯金として「天引き」されるものを思い浮かべるでしょう。
一般財形、年金財形、住宅財形と、厚生労働省が労働者のために準備している制度です。550万円までの利子が非課税…と、メリットがあります。
550万までの利子が非課税とあるが、年間何円だよ!
0.002%の利子なんて、110円だぞ!(2023年9月現在)
このご時世、そんな利子分の非課税、スズメの涙です…(涙)
そこで、会社に問い合わせてみたところ、福利厚生制度としての存在を知り、即加入することにしました。
同僚の失敗談から学ぶ、従業員持株会の意味
同僚も同じ時期に始めていましたが、デイトレーダー宛ら「リアルタイムで売り買いできる!」と勘違いをしていたようでした。
高値をつけた時に「払い出し申込み」を申請し、しかしながら、払い出しに数ヶ月かかるのを知らず、株価が落ちてしまって大損をしていたのです。
それを目の当たりに、数度繰り返してしまいました…
更には、「配当金は現金でもらえる!」と思い込み、配当金支給日まで待っていたら、そのまま株式再購入される事を知らずに大激怒…!!!!!
中には、「持株会に入っていると、査定評価が上がる!?」という不確実な情報をもとに、月数千円を積み立てている同僚もいました。
そんな事を尻目に、私は黙々と積立てていきました。
専門家の方からの意見
経済学者さんや、投資の神様「ウォーレンバフェット」氏など、投資のことに長けている方の意見をまとめると、この様に言われています。
持株会は『集中投資』になるので、大暴落時には、大火傷する危険な手法。
今すぐやめるべき手法です!!
と、「投資の大原則」から逆行するため、反対意見が多いのも事実です。
投資は分散投資が基本!
従業員持株会のメリット
今年は減配する事になったにも関わらず、月1万円の配当がもらえる様になってました。
正確には配当金はそのまま再投資されるので、現金でもらう事はありません…(笑)
そして、これは年2回の配当金を、月で割ったものですから、年間にすると12万円の配当金があるという事になります。
今後も積み立てていくつもりですが、定年を迎えた時は、持ち株を現金化する事はせず、株式でもらう事にしています。
現金化しない理由
株式でもらえば、その後の配当金は『現金で受け取る』事ができ、更に、優待券などもしっかりもらえます。
それまで会社が存続していればの話ですが…(笑)
まとめ
今回は、私が持株会で集中投資する理由について考えて見ました。如何だったでしょうか?
老後資金の製造マシンの構築
退職金もあてにならない時代になりつつあります。自分で構築しておかないと、後々の状況を考えれば、時間に余裕がありません。この事に気が付いたならば、「先手必勝!」で行くしかありません。
極端に集中投資とならない様に、分散投資として、『iDeCo』『積立NISA』を始める事にしました。
老後の心配のない様に、資産形成の構築は、急務かな…(汗)
以上、参考になれば嬉しいです。
分散投資で、今日も一日お元気で…