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【CB1300SF】ハンドルスペーサーで25mmアップ!中高年ライダーの悩みを解消する3段階カスタム

kenta1118
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「歳と共にバイクの前傾姿勢が辛くなってきた」「もっと自然なライディングポジションにしたい」—これは、かつてレプリカブームを経験した中高年リターンライダーの共通の悩みです。

この記事では、ホンダ CB1300SF(SC54)を「楽に、快適に」乗りこなすために、筆者が実践したハンドルポジションアップの3段階カスタムを詳細に解説します。特に、25mmアップスペーサー単体ではなく、複数のスペーサーを組み合わせた結果と、カスタムにおけるボルト長の具体的な注意点を、写真付きで解説します。


1. なぜCB1300SFのハンドルをアップグレードしたのか?

CB1300SFはその重厚なスタイルとは裏腹に、意外と前傾姿勢が求められます。特に40代以降、長時間運転での腰や手首の負担が増大したため、以下の目標でハンドルポジションの調整を開始しました。

  • 目標: 負担の少ない、白バイやボルドールに近い自然なアップライトポジションへの変更。
  • 安全への投資: 練習会での経験から、プロスマンのフルガード類(メーター、エンジン、リヤ)は装着済みです。もしもの時のための備えと共に、年相応の楽な姿勢へカスタムすることで、事故リスクの低減も目指します。

2. 失敗を重ねた3段階のハンドルポジション調整

当初、最終的に25mmアップスペーサーを単体で取り付ける予定でしたが、試行錯誤の結果、現在に至ります。

段階導入パーツアップ/バック量結果備考
第1段階EFFEX EZ-FITバー(販売終了)7mmアップ / 7mmバック気持ち程度の変化。もう少し上げたい。ブレーキホース、電装系の交換不要。
第2段階ハリケーン セットバックスペーサー25mmアップ / 20mmバック多少改善。まだ納得がいかない。純正ブレーキホースをガイドから外す必要あり。
第3段階25mmアップスペーサー(今回)合計で大幅アップ立ち姿勢でも自然にハンドルが掴める、理想の高さに到達。ブレーキホース交換必須
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3. 【実践】25mmアップスペーサーの取り付け手順

今回は、第2段階で装着したハリケーンのセットバックスペーサーを流用し、その上に今回購入した25mmアップスペーサーを重ねて装着します。

① 下準備とマーキング

  1. 燃料タンクの保護: 工具による傷を防ぐため、古くなったバスタオルなどで燃料タンクをしっかりカバーします。
  2. ハンドル位置のマーキング: 現在のベストポジション(センター、角度)を維持するため、マスキングテープと油性マーカーで合いマークしておきます。
  3. ケーブル類の緩め: 電装系ケーブルがクランプや結束バンドで固定されている場合、後の取り回し調整のために、あらかじめ緩めておきます。

② クランプ・スペーサーの取り外し

クラッチの油圧チューブを外した画像
  1. ハンドルを取り外し、ブレーキ・クラッチのマスターが下向きにならないよう移動させます(ホース内にエアーを噛ませないための配慮)。
  2. 既存のセットバックスペーサーを取り外します。この際、クラッチホースがタイトになるため、クランプから外す調整が必要になることがあります。

③ 必須の注意点:ボルトの別途購入と長さの計算

50mmのボルトを挿して、底付きしている画像

スペーサー装着時、純正ボルトでは長さが足りず、底づきしてしまいます。

50mmのボルトと、40mmのボルトの比較画像

重要
取扱説明書には「長さ50mmのものを購入」とありますが、これはアッパークランプが純正の場合です。今回はセットバックスペーサーも装着しているため、ボルトの長さを再計算しました。

  • 購入推奨ボルト: ステンレス製、M8、長さ40mmのもの2本
  • 理由: 付属ボルトと比較して、必要な長さを確保するため。

④ 締め付けと最終調整

  1. スペーサーを装着し、サービスマニュアル通りにトルク管理をして締め付けます。
    • ハンドルバーアッパーホルダーボルト: 22 N·m
  2. ハンドルを取り付け、マスキングテープの合いマークを参考に微調整します。
  3. 【最重要確認事項】ブレーキホースの確認: これだけアップすると、純正のフロントブレーキホースでは長さが足りず、取り付けは不可能です。筆者は既にスウェッジライン(メッキ)のブレーキホースに交換済みのため、余裕を持って取り付けができました。

4. まとめ:体への負担激減でライディングが快適に

cb1300sfに、セットバックスペーサーと、25mmアップスペーサーを装着完了した画像

装着後⬆

cb1300sfに、セットアップスペーサーを装着した画像

装着前⬆

装着後、乗車した感覚は「ハンドルが高くなったな!」と強く実感できました。メーターよりもわずかに高くなった程度ですが、その数センチが体への負担を劇的に減らします。

  • 効果: 以前のように前屈みになることがなくなり、ハンドルが自然な位置で掴めます。白バイやスーパーツーリングモデル並みの、腰に優しいアップライトポジションが実現しました。

中高年ライダーの死傷事故が多発する中、年相応の快適なライディングポジションにカスタムすることは、安全運転のための立派な自己投資です。このカスタムで、CB1300SFがもっと乗りやすく、愛車との時間がさらに豊かになることを願っています。


【今回使用したパーツと関連商品】

  • ✅ 25mmアップスペーサー:
  • ✅ ハリケーン セットバックスペーサー:
  • ✅ 交換推奨ブレーキホース(スウェッジライン):

以上、参考になれば嬉しいです。

それでは今日も一日、お元気で…

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  1. はじめまして。私もsc54に乗っておりまして、最近前傾姿勢が辛いと感じているものです。

    急な質問なのですが、ハンドルアップスペーサーをダブルで使用して、緩みや振動など不具合はございますか?
    また、ブレーキやクラッチのラインなどは純正で問題ないでしょうか?
    もしよかったら、私も真似してみたいところです。

    • kenta1118

      熊 さん

      お問い合わせいただき、ありがとうございます。返信が遅くなりまして、申し訳ありません。
      前傾姿勢のユルイと言われるSC54ですが、白バイに跨がらせていただいたときの腰の負担の無さを考えると、純正の前傾姿勢は応えますね(汗)

      スペーサーの緩み度目は、「ネジロック」という緩み防止剤を塗布して締めました。締めすぎると、アルミなので適度に締めます。
      振動については、特に感じませんでした。片手ハンドルをして高速道路を流しても、タイヤのブロックパターンの振動が伝わるくらいです。

      残念なことに、純正ブレーキラインでは不可能です。

      ガイドからラインを外しても突っ張った状態になるため、ホース自体を痛めてしまう他、ブレーキレバーを自由に動かすことができません。
      ブレーキラインは社外品に交換したほうがいいでしょう。

      安全を考えた場合、推奨指定されたものを取付けられたほうがいいですよ。

      車高が高くなり、構造変更も必要です。

      参考になれば、嬉しいです。

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資産をマネーフォワードMEの家計簿アプリを使って管理しています。従業員持株会を利用して株式投資の基礎勉強中。 趣味はバイク、クルマと、アイドルオタク。 気長によろしくお願いします。
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