こんにちは。
kenta1118です。
前回に続き、後輩からの相談を受けて、更に、今後の資産形成について話をしました。
今いる会社で働き続けることを考えても、転職するにしても、この制度は活用できるので、絶対オススメです。国がオススメする制度ですので、絶対に検討した方がいいお話ですので、最後まで見ていただけたらと思います。
iDeCo(個人型確定拠出年金)
老後への資産形成で、節税メリットの期待ができる確定拠出年金です。しかも、確定申告不要…(!?)
なぜなら、年末調整で会社がやってくれるので、楽チン!です。提出書類の準備は、自分自身ですが、申告会場に行く事がないので、時間のロスもありません。
しかしながら、iDeCoにもデメリットが少なからず存在します。
- 60歳まで引き出し出来ない。
- 元本割れするかもしれない。
- 加入手数料等のコストがかかる。
…が、主なデメリットです。
- 所詮、年金システムを自分で作るのだから、60歳まで出せないのは当然…だと思います。
- 元本割れは長期投資する事で、確率は”ゼロ”にはなりませんが、統計的には15年以上保有すれば、元本割れにならないとの過去のデータが有ります。
- 手数料の安い証券会社が増えてきているので、そちらを選択すれば良いと思います。
※加入手数料(国民年金基金連合会)の手数料等は、どの証券会社でも同じく徴収されますので、必要経費だと考えています。
※60歳まで引き出せないとなっていましたが、法改正により60歳以降に引き出せるようになります!(2022年7月現在)
節税のメリット
何と言っても、「現役世代での節税メリット」が大きいです。
私達の勤めている会社は、大手の部類の会社…ではありますが、何故か企業年金制度がありません。個人的には喜んでいます。昔、ある大手企業が倒産してしまい、その会社から企業年金をもらっていた人達は、年金額を減額されることになってしまいました。その事件を知っていたので、企業年金制度が無くて喜んでいます。
節税のメリットは、人それぞれですが、収入の多い人ほど、節税効果が高いと一般に言われています。国が、税金を安くしてまで導入させたい制度です。なので、このiDeCo(私的年金制度)を、使わない手はありません!
掛け金
私の場合、最大が月に23,000円です。年に4万〜5万円ぐらいの節税が期待できます。所得税と住民税が軽減されるのです。掛金の全額が所得控除となり、翌年度には、課税所得も下がる事から住民税も安くなります。
『たったこれだけ…??』と思うかもしれません。60歳までの長期戦です。20年間掛け続けたとすれば、80万〜100万円が節税できる事になります。それを考えれば、加入手数料等の支払いを差し引いて考えても、加入するメリットは大です。

年金をもらう
将来、年金をもらう時期は、遥か先の話になるのですが、ある程度の事を知っておく必要があります。
- 一括でもらう。
- 年金形式でもらう。
この2択です。自身が亡くなった時には、遺族に支払われます。
年金をもらう際に、税金がかかってきます。その時の状況で考えて、もらう方法を選ぶ必要があります。
この2択を、頭の片隅に置いて下さい。その時、狼狽えないために…。
現時点では、まず始める事が先決です!出口を気にしていたら、時間のロスです。
手続きに3、4ヶ月かかってしまい、ようやく口座開設ができるのです。そこまでに至るには、会社に書類提出、郵送、マイナンバーの書類作成と、とにかく時間と労力が必要になります。
iDeCoは、『老後積み立て貯金』と考えておけばいい。
気楽に考えた方が始めやすい…と思います。
まとめ
今回は、後輩に向けたアドバイスの内、iDeCoについて紹介しました。
メリットたくさん!の、国がオススメする制度です。老後に困らないためにも、検討の価値があり、今の生活を、見直すチャンスです。なお、彼に営利目的のアドバイスは、一切していません。証券会社の回し者ではありませんから。
また、iDeCoは投資になる商品があります。「投資の最終判断は自己責任」である事を忘れないで下さい。
以上、参考になれば嬉しいです。
それでは今日も一日、お元気で…
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よろしくお願いします。