【二輪車安全運転大会】参加してみて分かったことは、沢山ある。
こんにちは。
kenta1118です。
二輪車安全運転大会についての記事です。
はじめに
2022年も早速、二輪車安全運転大会の中止が決まりました。
コロナ禍の中での開催には、相当のリスクもありますから、当然と言えば当然です。
しかも、主催者が旅費から何から負担してくれますので、スポンサー側はたまったものでもないでしょう。
私も過去に、参加したことがありますので、それをもとに記事にしていこうと思います。
二輪車安全運転大会の主催者が変更
2019年から、主催者が変更になっています。
…えっ!?何それ??
おそらく、そう思う人は多いと思います。
ある程度知っている人なら、わかっていると思いますが、2017年の50回大会で「二輪車安全運転大会」は終了しているのです。
その時の主催者は、『全日本交通安全協会』です。
よく街頭で見かけたりする看板や、警察署内の一角にある「交通安全協会」です。
地域によっては、「◯◯支部」などの小さな単位で存在するところもあります。
また、免許の更新時に購入する「安全の教則」の出版元でもありますね。
大人の事情
そのスポンサーが大会運営費を全て賄っていたのですが、『参加費無料』、『交通費無料』ということで運営していけなくなり、この50回で終了するはずでした。
…が、しかし、翌年の2018年には、ごく一部の方々が集まり、同様な大会を行ったのです。
知る人は少ないと思いますが、当時、開催を呼びかけられていたことを記憶しています。
それが2019年には、『二輪車普及安全協会』が主催者となり、復活したのです。
全国大会の参加者
それまでは、全国47都道府県の代表で、各都道府県大会に優勝して選抜された人達でした。
しかし、2019年の参加した地域は、34都道府県です。13の地域が参加を見送りました。
しかし、参加した地域でも高校生等の部が不在だったり、女性の部が不在だったりと、その地域の代表とは言い難い有り様でした。
高得点の個人がいても、欠員があることで、都道府県別の表彰台にはいけない訳です。
他の方も書いていらっしゃいますが、問題点が数々明るみになっている大会なので、致し方ないかと思います。
問題点
同じ顔ぶれ
一番の問題点は、毎年同じ顔ぶれであるということです。
規定では、個人優勝者は次年度からは参加できない規定になっています。
そして、当時2017年までは、5回全国大会出場した者も、参加できない事になっていました。
つまり、5年間は同じ顔ぶれになるという事です。
ズレることは有ると思いますが、最長5年は同じという事です。
参加費が無料
次に問題なのは、参加費が無料という事です。
ジムカーナや、レースなどの大会に出場する際は、参加費を徴収されて行いますが、宿泊費を含めて主催者持ちです。
スポンサーとなる企業も負担の増加で、どれだけの広告宣伝ができたでしょうか?いささか疑問です。
参加費を徴収して、それで運営するのが筋だと思いますが、釈然としません。
問題点が変更される
2019年からは、同じクラスに3回という規定になり、「3年かぁ〜」と思っていました。
しかし、違うクラスに変えれば、そこでも「3年…」という規定になったとの事です。
つまり、最大12年間エントリー出来る規定になったわけです。
- 高校生等のクラスで3年。
- 女性のクラスで3年。
- 一般Aクラスで3年。
- 一般Bクラスで3年。
合計12年です。
なお、女性であればという、絶対条件です。
そのため、最大12年間エントリーできるのです。(笑)
考察
観戦側からしたら、毎年同じメンバーで行っているので面白味がありません。
また、参加者側に立てば、いつまで経っても、全国大会には行けない…という事になるので、頑張ろうという気にもならないでしょう。
バイク人口も少なくなってしまう事から、先細りの大会であることは間違い無いです。
バイク初心者が大型バイクで初参加
数年前に、私も地方大会に参加したことがあります。
ベテラン選手に交じって、初参加でエントリーしました。
交通法規は当時、旅客運行管理者試験に向けて勉強中もあり、全て分かっていたつもりです。
しかし、事前説明では…
右側通行
センターライン寄りを走行すると、右側通行として減点するから。
…?!
右側通行…?!センターラインより左にいるのに右側通行…?!
…少し不安になってきました。
急制動
急制動の科目で、上手く止まれた時の出来事では、
左足が枠内に入ってなかったから、減点。
…!!
後で調べて分かったことですが、枠内に入っていなければならないのはタイヤであって、左足は減点対象ではなかったのです。
ウンザリな気持になったという事は云うまでもありません。
ガソリンと時間を費やしてきたのに、この様なずさんな運営に憤りを覚えました。
二輪車安全運転指導員の資格
審判員は「二輪車安全運転指導員」と云う民間資格を持っているとの事でした。
開いた口が塞がりません。
受験資格要件を見てみましたが、大型バイクに何年か乗っていれば良いように記載されています。「ふさわしい…」なんて書いてありましたが、はたして…?
※二輪車安全運転指導員の詳しい内容は日本二輪車普及協会のHPのこちらからどうぞ。
翌年からは気持ちを切り替えて、
無料で楽しめるし、お遊びの延長〜!!
…ということで、楽しませてもらいました。
まとめ:安全運転技術の向上したい
今年も二輪車安全運転大会が中止になった事について記事にしてみました。
過去の経験をもとにすると、いささか疑問なところも数多くあります。
法規を知らない指導員が審判員をしていたり、何を根拠にしての大会なのかが不明であったりと、意味が分かりません。
バイク人口は、どんどんと少なくなっています。
私たちの年代から続く『3無い運動』は、今も尚、継続されています。
その伝統を受け継ぐ子供世代、孫世代は、当然、引き継ぐ事は論よりも明らかです。
一部では、「そんな伝統はないですよ。」と言っていますが、「3無い運動」がなくなった気配はありません。
もし、そうなら、バイクの販売台数は増えているだろうし、高校でも通学で使う学生もいる事でしょう。
しかし、一向に増えていない事からも分かるように、「3無い運動」は継続されています。
『バイクは、バカにしか乗れない。』
(引用:ばくおん!! 1巻)
バカにしか乗れないのだから、私にはバイクに乗る資格があります!(笑)
以上、参考になれば嬉しいです。
それでは今日も1日、お元気で…
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