医療保険の不要を再確認した日。紹介状を持って行った総合病院で、まさかの当日手術になった話
結論から書くと、今回の粉瘤切除で強く感じたのは、「思っていた以上に手術は日帰りで進み、まず頼りになるのは公的医療保険制度だ」ということでした。
しかも今回は、かかりつけ医院の紹介状を持って総合病院へ行き、「今日は診察だけだろう」と思っていたその日に、そのまま手術へ。
まるでドラマの場面転換のように、話が一気に進んでいきました。
不安もありましたし、お金のことも頭をよぎりました。
それでも実際に体験してみると、過剰に身構えていた気持ちは少しずつほどけていき、「医療との向き合い方」や「保険の考え方」まで見直すきっかけになったのです。
紹介状を持って総合病院へ。診察だけのつもりが空気が変わった
もともとは、かかりつけ医院で診てもらった粉瘤について、総合病院で改めて診察を受ける予定でした。
紹介状を持って受付を済ませ、あとは先生の話を聞いて、手術は別日になるのだろう。
そんなふうに、どこか落ち着いた気持ちで考えていたのです。
ところが、診察室で説明を受けるうちに空気が変わりました。
「今日、このまま取ってしまいましょうか」
その一言で、頭の中が一気にざわつきました。
えっ、今日。
今から。
まさか本当に、その日のうちに。
良性の粉瘤だと分かっていても、「手術」と言われると身構えます。
しかも一人で来ていたので、急に心細くなりました。
診察だけのつもりで来た人間にとって、当日手術への展開はなかなかの衝撃です。
手術より先に、お金の心配が押し寄せた
正直に言うと、その瞬間にまず浮かんだのは病状そのものより、手持ちのお金で足りるのかという不安でした。
突然の手術ですから、当然ながら想定していません。
- 「深刻な状態なのかもしれない」
- 「費用は高いのではないか」
- 「今日は一人で来るんじゃなかった」
そんな考えが、短い時間の中で次々に頭をよぎりました。
ただ、ここで改めて実感したのが、日本の健康保険制度のありがたさです。
粉瘤の切除は保険適用となる処置で、全額をそのまま負担するわけではありません。
この安心感はとても大きく、張りつめていた気持ちが少しずつ落ち着いていきました。
普段は意識しないのですが、こういう「いきなりの受診」「予定外の処置」の場面こそ、公的な医療保険の心強さを実感します。
いざ粉瘤切除へ。当日手術は思ったより静かに始まった
手術といっても、今回受けたのは粉瘤の切除という小手術です。
名前だけ聞くと大ごとに感じますが、流れそのものは淡々としていて、病院側も慣れた様子で準備が進んでいきました。
その落ち着いた空気に、こちらの緊張だけが少し取り残されているような感覚でした。
もちろん怖さはあります。
けれど、医師やスタッフの方が手際よく対応してくださるので、「必要な処置を、必要な手順で進めているんだな」と徐々に受け止められるようになります。
ドラマのように突然始まった当日手術でしたが、実際の現場はむしろ静かで、無駄がなく、現実的でした。
だからこそ逆に、医療現場というのは、患者が思っている以上に日常の延長線上にあるのだとも感じました。
大きな決断をしたというより、必要なことが、その場で自然に決まっていった。
そんな感覚に近かったです。
今は「手術=入院」とは限らない時代になった
今回、強く印象に残ったのは、手術を受けても入院しないことが珍しくないという現実です。
昔なら「手術のあと数日は入院」というイメージがありました。
でも今は、治療内容によっては日帰りが当たり前になっています。
実際、私の今回の粉瘤切除もそうでしたし、身近な人の話を聞いても、以前なら入院していたような処置が今は外来で完結することが少なくありません。
医療技術の進歩もありますし、病院側の運用も変わっています。
そのため、昔の感覚のまま「医療保険は入院給付があるから安心」と考えていると、少しズレが出てくるのかもしれません。
もちろん、すべての人に同じことが言えるわけではありません。
ですが少なくとも、会社員として健康保険に加入している自分にとっては、まず確認すべきなのは民間保険よりも、公的保障の内容だと改めて思いました。
今回の体験で、民間の医療保険を見直したくなった
今回の粉瘤切除を通して私が感じたのは、「自分の生活に本当に必要な保障は何か」を考え直す必要があるということでした。
手術と聞くと身構えます。
けれど実際には、保険適用の範囲で治療を受けられ、入院もなく、その後は自宅で過ごす流れになりました。
この体験をすると、「手術するかもしれないから、とにかく民間の医療保険を厚くしておく」という考え方一辺倒ではなくなるのです。
特に会社員の場合は、勤務先の健康保険組合によっては高額療養費制度に加えて付加給付があることもあります。
こうした仕組みを知らずに保険料を払い続けるより、まず自分がどんな保障の中にいるのかを確認するほうが先かもしれません。
一方で、これは全員にそのまま当てはまる話でもありません。
働き方や家計の状況、加入している健康保険の種類によって必要な備えは変わります。
だからこそ、「医療保険は絶対に不要」と言い切るのではなく、少なくとも私は今回の体験で、不要と感じる気持ちがさらに強くなった、というのが正直なところです。
術後は家で過ごす時間が始まる。そして次は抜糸へ
手術が終わった瞬間に、すべてが終わるわけではありません。
本番はむしろ、そのあとの生活かもしれません。
傷口を気にしながら過ごす数日間は、普段の何気ない動作にも少し慎重になります。
着替え、入浴、寝返り、仕事中の姿勢。
何でもない日常の動きが、急に気になるようになるから不思議です。
このあたりの術後の過ごし方や、実際に不便だったこと、気をつけたことについては、別記事で詳しくまとめています。
→ 粉瘤切除後の生活で気をつけたことと、実際に困ったこと
そして、もうひとつ待っているのが抜糸です。
手術が終わった安心感のあとに、「まだ抜糸があるのか……」という気持ちになるのも、たぶん自然な流れだと思います。
年末の慌ただしい時期にもう一度痛い思いをするのかと考えると、少し気が重いのも本音です。
抜糸当日の流れや痛みの感じ方については、こちらの記事につなげる予定です。
→ 粉瘤手術の抜糸は痛い?当日の流れと正直な感想
まとめ
紹介状を持って総合病院へ行った日、私は診察だけで終わるつもりでした。
それが、そのまま当日手術へ。
驚きましたし、不安にもなりましたが、終わってみると強く残ったのは「医療は思っていたよりずっと現実的に進む」という実感でした。
そしてもうひとつ、公的医療保険のありがたさです。
手術という言葉に身構えても、制度を知っているだけで不安はかなり違います。
今回の粉瘤切除は、私にとってただの小手術ではなく、医療との距離感と保険の考え方を改めて見直す出来事になりました。
同じように、紹介状を持って総合病院へ向かう予定のある方や、粉瘤の手術に不安を感じている方にとって、少しでも気持ちが軽くなる材料になればうれしいです。
それでは今日も一日、お元気で…
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