阪急新大阪連絡線の未成線。駅東側は住宅化が進む。開通する事はもうない(新大阪駅東側編)
広く知られている、新大阪駅直結するはずだった『阪急新大阪連絡線』の未成線を探索して行きます。
最後まで読んでいただけたらと思います。
なお、西側につきましては、こちらです。
新大阪駅東側
知っての通り、新大阪駅東側には路線予定地が見て取れます。
河合塾の南側から、大阪コロナホテルに向かってカーブを描いて新幹線をアンダーパスして行きます。
在来線から東
撮影場所:新大阪駅東口広場(北)
(出典:Google MAP)
高架の先
撮影場所:日之出診療所
(出典:Google MAP)
伸びてきた先には、不思議な空白スペース。
足元の境界標識は、『阪急』の文字。
空白スペースの先
撮影場所:タイムズ新大阪駅東
(出典:Google MAP)
新幹線の高架をまっすぐにきた所です。
やはり、阪急のコンクリート製の境界杭が打たれています。
宅地化が進む
これ以降、境界標識は見つけることは困難ですが、唯一、ここに線路が敷かれる標識を発見しています。しかも、基準点ですので、計画は具体的なものだったと考えられます。
撮影場所:田中組
(出典:Google MAP)
阪急京都線に合流
この先を進んで行くと京都線にぶち当るのですが、宅地化と、高架事業の影響で、全くわかりませんでした。
既に、この周辺は宅地化が進んでいますので、土地の再編入や、土地の切売りなどでわからない状態だと推測されます。
まとめ:東側の遺構は少ない
今回は、前半部分として新大阪駅東側の未成線跡を探索してみました。
貴重な遺構があったのですが、しかも、基準点を設けていたにもかかわらす、工事はされる事なく終了です。
阪急新大阪駅が2面4線の立派な駅から考えると、非常に残念ですね。
大阪コロナホテルのアンダーパスは、これからも遺構として残りますが、土地に関しては、宅地化が進んで行く事でしょう。
次回は、西側について散策です。
特に西側は開発が進みつつありますので、残るものが少なくなりつつあります。
以上、参考になれば嬉しいです。
それでは今日も1日、お元気で…