関西から鳥取へ行くなら、やっぱり「スーパーはくと」が強い
関西から鳥取方面へ向かうなら、いろいろルートはあります。
でも、実際に乗ってみて強く感じたのは、速さと快適さのバランスで見ると「スーパーはくと」がかなり強いということでした。
ただの移動手段だと思って乗ると、たぶんびっくりします。
「え、この線形でそんな勢いで走るの?」
「カーブなのに、まだ攻めるの?」
そんな感覚が何度もあって、乗っているだけでかなり楽しかったです。
今回は、関西方面から山陰・鳥取へ向かう特急のざっくりした紹介と、実際に「スーパーはくと」に乗ったときの印象を、思い出ベースでまとめます。
関西から鳥取方面へ向かう特急は大きく4つある
関西から山陰方面へ向かう鉄道ルートは、ざっくり分けると次の4パターンです。
同じ山陰方面の特急として、国鉄型最後の活躍が印象的だった381系「やくも」の思い出は、こちらの記事でもまとめています。
1. 京都から山陰線まわりで向かう「きのさき」
城崎温泉方面へ向かうなら定番の特急です。
山陰本線を使って北近畿へ向かう流れとしては、とても分かりやすいルートです。
ただ、鳥取までをそのまま1本で行ける列車ではないので、鳥取を目的地にするなら乗り換え前提になります。

出典:JRおでかけネット
2. 大阪から福知山線経由で向かう「こうのとり」
大阪から福知山・北近畿方面へ向かう代表格です。
こちらも便利な特急ですが、鳥取へそのまま一直線という列車ではありません。
北近畿方面への移動には強いものの、鳥取を目指すなら別ルートのほうが分かりやすいと感じます。

出典:JRおでかけネット
3. 姫路から播但線経由で向かう「はまかぜ」
ディーゼル特急らしい味があって、ルートとしても個性的です。
ただ、鳥取方面へ向かう手段として考えると、本数や使い勝手の面では少し人を選ぶ印象があります。
旅情はあるけれど、「速く・楽に鳥取へ行きたい」という目的なら最優先ではないかもしれません。

出典:JRおでかけネット
4. 大阪・三宮・姫路から智頭急行経由で向かう「スーパーはくと」
そして、鳥取方面へ行くならやはりこれです。
速いです。しかも、ただ速いだけでなく、乗っていて面白い。
関西から鳥取・倉吉方面を結ぶ列車としての分かりやすさもありますし、移動時間の感覚もいい意味で裏切られます。
「鳥取って思ったより遠くないかも」と感じさせてくれるのが、この列車でした。

出典:JRおでかけネット
実際に乗って感じた「スーパーはくと」のすごさ
私が乗ったのは、京都から倉吉までの往復です。
細かい時刻は当時と今で違う部分もありますが、乗って受けた印象は今でもかなり強く残っています。
最初に言ってしまうと、いちばん印象に残ったのは智頭急行線に入ってからの走りでした。
JR線内ではまず「速そうな列車だな」と感じる
京都線、神戸線、山陽線のあたりでは、まだ本気を全部出していない感じがあります。
もちろん十分に速いのですが、先行列車や線路容量の関係もあって、ずっと全開というわけではありません。
それでも、加速の仕方に余裕があるんです。
無理やり速いというより、まだ余力がある状態で流している感じがありました。
この時点で「これはただの移動列車じゃないな」と思いました。
智頭急行線に入ると空気が変わる
本番はここからでした。
智頭急行線に入ると、景色も線路条件も一気に変わります。
単線区間が中心なのに、走りはかなり俊敏です。
しかも、ただ一直線に飛ばすだけではなくて、カーブの多い区間でもテンポよく進んでいく。
乗っている側からすると、
「その速度で入るの?」
と感じる場面が何度もありました。
でも、そこで破綻しないんです。
振り子式車両らしい独特の身のこなしで、ぐいっと曲がって、そこからまたしっかり加速する。
この流れが本当に気持ちいいです。
鉄道なのに、どこか乗り物としての生き物っぽさがあるというか、運転のリズムが伝わってくる感覚がありました。
速さだけでなく「運転のうまさ」も伝わってくる
往復で乗ると、運転士さんによって走りの雰囲気が少し違うのも分かります。
ブレーキの当て方や加速のつなぎ方に個性があって、同じ列車でも印象が変わるんです。
これがまた面白いところでした。
単純に「A地点からB地点へ移動する」だけなら、そこまで意識しないかもしれません。
でも、スーパーはくとは乗っていると、列車そのものの走りを体験している感じが強いです。
移動時間なのに、ちゃんと記憶に残る。
これはかなり大きいと思います。
因美線・山陰線に入ると、また違う表情になる
智頭急行線の勢いを見たあとだと、因美線や山陰線では少しトーンダウンしたようにも感じます。
ただ、それは決して悪い意味ではありません。
むしろ、路線条件の違いがはっきり分かるので、乗っていて面白いです。
「さっきまでの走りは、やっぱり智頭急行線の高規格ぶりがあってこそなんだな」と実感できます。
同じ列車でも、走る路線によってこんなに表情が変わる。
これも、スーパーはくとの魅力のひとつでした。
2026年4月時点の料金感|いちばんお得に乗るなら早割が強い
いま乗るなら、料金面でまずチェックしたいのはe5489の「WEB早特7チケットレス特急券」です。
7日前までの予約が必要ですが、通常の指定席よりかなり抑えやすいです。
目安としては次のとおりです。
京都・大阪から鳥取/倉吉の料金目安
- 京都〜鳥取
通常期の指定席:8,620円
早特7を使った最安目安:7,530円 - 京都〜倉吉
通常期の指定席:9,610円
早特7を使った最安目安:8,440円 - 大阪〜鳥取
通常期の指定席:7,520円
早特7を使った最安目安:6,560円 - 大阪〜倉吉
通常期の指定席:8,290円
早特7を使った最安目安:7,330円
早特7は、特急券だけが割引になる商品です。
つまり、別に乗車券が必要です。
また、スーパーはくと系統は乗車券部分で交通系ICカードが使えない区間もあるので、そこは事前に確認しておいたほうが安心です。
「少しでも安く乗りたい」なら早めの予約、
「予定が読みにくい」なら通常購入、
この考え方がいちばんシンプルだと思います。
ICOCAの対象路線には注意です。山陰に向かわれるときはここをチェック!
鳥取方面へ行くなら、移動そのものも旅になる列車だった
スーパーはくとは、ただ便利なだけの特急ではありませんでした。
もちろん、関西から鳥取へ向かう列車として実用性は高いです。
でも、それ以上に印象に残るのは、乗っていてちゃんと楽しいことでした。
景色を眺めているだけでもいい。
走りを感じながら乗るのもいい。
「鳥取へ行くための移動」が、そのまま旅の中身になる列車です。
関西から山陰方面へ向かう手段はいくつかありますが、速さに驚きたいなら、そして移動時間まで思い出にしたいなら、やっぱりスーパーはくとを推したくなります。
私にとっては、鳥取へ向かう特急の中でも、かなり強く記憶に残る一本でした。
以上、参考になれば嬉しいです。
それでは今日も1日、お元気で…
