2024年から始まる新NISAの投資計画。どのNASDAQ100にするべきか?やはりニッセイが手数料が安い?
NISAや、iDecoの税金優遇投資を始めて以来、2024年は大きな変更があります。
使わない手はないので、即行動しなければなりません。時間との勝負なので、有力な情報を見つけ出す技術も問われます。
そんな中、私がいいと思ったのがニッセイNASDAQ100インデックスファンドです。
ではその一部始終を紹介したいと思いますので、最後までお付き合いください。
コアNISA
中核となす「コアNISA」は、全世界株式としています。
全世界にリスクを分散して投資するので、この手のファンドを1本持つだけでオシマイにする人も多いと聞きます。
一番人気なものは、三菱UFJアセットマネジメントの『eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)』通称「オルカン」です。
何も考えなくて、そのまま積み立てるだけで儲かっている企業、地域、国での利益が享受されるという、怠け者の私には願ったり叶ったりのファンド商品です。
信託報酬(運用管理費用)
何と言っても、全世界株式に投資しているにも関わらず、脅威の「0.05775%」で運用されています。あくまでも、表面上(目論見書)から分かる費用です。
表面上では分からない「隠れコスト」もあります。
これは、「運用報告書」と言われるものを見なければわかりません。
2023年4月25日の運用報告書から分かることは、0.053%が隠れコストに含まれていました。
前年(2022年)までの信託報酬が0.113%であった事からも分かるように、年々信託報酬は下がっています。
2023年のコスト
では、前年の実績を踏まえて今年度(2023年)の隠れコストを含めると、0.11075%ぐらいになると予想します。前年の信託報酬と同じぐらいになってしまいました(笑)
100万円に対して、1,107.5円のコスト!!
利益は万単位からすると、驚異的なコストということになりますね(汗)
サブNISA
全世界株式の中核をなす投資先は、何と言ってもアメリカです。
「オルカン」の目論見書を見ても、上位10社はほとんどがアメリカ企業。
投資地域も6割がアメリカとなっていることが分かります。
投資の神様の言葉
投資の神様「ウォーレン・バフェット」氏曰く…
S&P500に資産の90%を投資しなさい。
との遺言が奥様に託されているそうです。
成功者の真似をするのも、資産家への道と考え、サブコアとして「S&P500」の投資をしています。
S&P500の人気商品
間違いなく、三菱UFJアセットマネジメントの『eMAXIS Slim米国株式(S&P500)』で決まりでしょう。純資産も2兆6,659億円を超えています。
運用報告書を見ても、昨年の信託報酬が0.096%だったのに対し、隠れコストは0.012%。0.108%だったことが分かります。
今年はなんと!0.0937%としています。0.002%以上のコストダウンを狙ってくるでしょうね。
リスクの考え
間違いない投資先だと思いますが、あくまでも『サブ』としておきましょう。
全世界株式のように、幅広くリスク分散をしたものではなく、アメリカという国に集中投資していることになりますから。
類似商品
多数のファンドが設定されている中、コレ!と思うものをピックアップしました。
楽天投信投資顧問
一番新しいファンドが「楽天・S&P500インデックスファンド」です。
2023年10月27日に発売されました。信託報酬も0.09372%と刻んでいます。
11月2日時点で3億円の純資産が集まっています。
楽天経済圏の住人としては、今まで「楽天・全米株式インデックスファンド」に集中していました。リスク分散からすれば理に適っていますが、信託報酬が0.162%もありネックと考えていました。
今回、S&P500だけのファンドが出てきたため、類似商品としておきます。
ブラックロック・ジャパン
「iシェアーズ 米国株式(S&P500)インデックスファンド」です。
信託報酬も0.0938%と非常に安いです。
純資産も269億6千万円と、潤沢な資産をもっています。
アセットマネジメントOne
「たわらノーロード S&P500」です。
このファンドも2023年3月30日に設定された新しいファンドです。
純資産も30億5千万円と、着実な手を進行中。
信託報酬も0.0937%と、ほとんどが0.1%を切るものばかりです。
サテライト
今回、検討しているサテライト枠ですが、コレを今後『サテライトNISA』として考えます。
現在はサテライトとして課税口座でもある特殊口座に入れているものは、大和アセットマネジメントの『iFreeNEXT NASDAQ100インデックスファンド』です。
iFreeNEXT NASDAQ100インデックスファンド
今までは標準的だった0.495%の信託報酬でした。
公表されている内訳は以下の通りです。
運用管理費用(信託報酬)(税込み) | 0.495% |
―うち委託会社分 | 0.2365% |
―うち販売会社分(代行手数料) | 0.2365% |
―うち受託会社分 | 0.022% |
eMAXIS NASDAQ100インデックス
三菱UFJアセットマネジメントの『eMAXIS NASDAQ100インデックス』であっても、以下の通りです。
運用管理費用(信託報酬)(税込み) | 0.44% |
―うち委託会社分 | 0.209% |
―うち販売会社分(代行手数料) | 0.209% |
―うち受託会社分 | 0.022% |
上記の2本のファンドから見て分かるように、委託会社と販売会社の儲け分が非常に多いということが見て取れますね。
他のファンドも似たりよったり(汗)
サテライトNISA組み込みファンド
設定日が2023年3月31日と比較的新しいファンドです。
決算日が9月20日で初の運用報告書が先日出ました。純資産額が134億円となったようです。
11月には190億円にまでなりました!ドンドンとこちらのファンドに移行している方が多いように思います。
<購入・換金手数料なし>ニッセイNASDAQ100インデックスファンド
ニッセイアセットマネジメントの商品です。
信託報酬の内訳は、以下の通りです。
驚異的な数字目標で売り込んできました。
運用管理費用(信託報酬)(税込み) | 0.2035% |
―うち委託会社分 | 0.1265% |
―うち販売会社分(代行手数料) | 0.055% |
―うち受託会社分 | 0.022% |
今までの半分以下の手数料の目標です!!
信託報酬が安い理由
- 思い切ったのが販売会社(銀行、証券会社、郵便局などの投資信託販売窓口)に支払う手数料の安さです。約4分の1まで切り詰めてきました。当然、対面式の販売チャンネルでは不可能に近いですね(笑)
- 委託会社である運用会社への手数料も半分近くまでカットしてきました。
いかに、販売会社や運用会社の儲けになっていたことか…(涙)
考察してみる
正確な運用報告書が出ていないため、実際のコストはわかりません。
しかし、目標にたどり着けない設定をしてるとは思えませんので、今のままよりも純資産が増えてきていることを考えたら、移行するべきと考えました。
最後は、自己判断ですから。
移行計画
iFreeNEXT NASDAQ100の積み立て設定を12月で止めることにします。
新たに設定される『新NISA』のつみたて投資枠に組み込みます。
現在40万円枠がいっぱいのため、組み込めませんでしたが年間120万円にまで引き上げられることから、少額ながら組み込んでいきます。
少しずつ換金していき、原資として活用します。
もし、出来るのであれば、換金直後に全額ブチ込んでもいいかと思っています。
2024年1月より、無事に<購入・換金手数料なし>ニッセイNASDAQ100インデックスファンドへ切り替えることが出来ました。
今まで積立てていたiFreeNEXT NASDAQ100は、カブ110の購入資金となりました。
まとめ
2024年から始まる、新NISAに「ニッセイアセットマネジメント」が2023年3月に販売した「NASDAQ100」指数を追う商品に乗り換えるべきか、検討しているところを紹介しました。
同じ指数を追うのであれば、信託報酬などの手数料の安い商品に切り替えたほうがお得だと思いました。
「手数料が高くても、それなりに利益がある!」という賛否両論もあります。
しかし、利益が多い時ばかりではないので、少なかったときは手数料負けしてしまうリスクは十分にあります。
最終的には自己判断の自己責任となりますので、十分検討してみてください。
私は、長期的に考えた末、『イケル!』と判断しました。
資産が増えていくのが楽しみです。
以上、参考になれば嬉しいです。
それでは今日も一日、お元気で…