日記

【資格】時間の計算…!? コレが分からないと、旅客運行管理者になれない…??

こんにちは。

kenta1118です。

バスや、タクシーの運転手さんたちは、きちんと決められた時間で動いています。

気ままに走っているわけではないですよ。しかも、決められたルートしか走ってはいけない路線バスは、制約が多いですね。

高速道路を長距離で走る高速バスは、厳しく規制が変えられています。

過労による居眠り運転で、大事故になった事も記憶に新しいと思います。また、経験不足の運転手を使ったことにもよる事故もありましたね。お亡くなりになられました方への、ご冥福をお祈り申し上げます。

このような過労防止のために、厳しく時間が規制されていますので、勉強した中からご紹介いたします。最後まで読んでいただけたらと思います。

基本的な運転時間の考え方

「運転席に座り、ハンドルを握って走っている時間を運転時間」と、わかりやすく定義しておきます。もちろん、信号待ちをしている時も含みますよ。

運転時間は、2日間の平均で9時間の規定があります。

1日目 8時間

2日目 9時間

3日目 9時間

4日目 4時間

5日目 12時間

6日目 6時間

この様な運転時間であった時、1日目と2日目の平均は、8.5時間なので、問題なしです。

2日目と3日目は、9時間ですね。3日目と4日目は、6.5時間でこれも問題なしです。

5日目は9時間を超えていますが、2日間の平均なので4日目と5日目は、8時間で問題ないです。

5日目と6日目は、9時間となるので、これもまた問題なしです。

この様に、1日に走ることのできる時間が制限されています。一日中走ることができる時間は、18時間になりますが、前後の日は、走ることが出来ませんね(1日目0時間、2日目18時間、3日目0時間)。しかし、次の問題が出てきます。

最大拘束時間は、基本13時間

出勤から、退社までの時間が基本は13時間です。労使協定(36協定)が結ばれているときは、16時間まで延長できますが、1週間に15時間を超えることにできるのは、2回までとなっていて、無制限にできるわけではありません。

厚生労働省の『自動車運転者の労働時間等の改善のための基準』(通称:改善基準)により、厳しく規制されています。1週間に40時間、4週間に260時間など…

今回は、基本的な数字のみ紹介します。事細かく数字を書くべきだと思いますが、理解が難くなってしまいますので、基本的なこと…程度にしておきます。

ご了承下さいませ。

事細かく基準が設けてあり、違反すると管理監督官庁から指導・改善命令があります。勿論、行政処分もあります。

また、最大時間の16時間を走る!…と行きたいところですが、点検や点呼、清掃などの時間として、前後の1時間がカットされるため、正味14時間走るのが限界です。

しかし、14時間走ったとしたら、前日と翌日は、4時間しか、走ることが出来ませんね。前の項目であった、9時間のルールです。

ぶっ通しで走れない…!?

4時間走ったら、30分の休憩が必要です。

お客さん
お客さん
先を急いでいるのに、変なところで止まりやがった!!

と思うかもしれませんが、こう言ったカラクリが潜んでいるのです。

しかし、分割して休憩する場合、1箇所の休憩箇所につき10分以上止まらないとカウントされず、10分未満の休憩は、無休憩で走った事になってしまいます。

さらに、高速道路を走る場合、2時間を目安に休憩を取らないといけません。国土交通省の『交代運転者の配置基準』(通称:配置基準)により、規制がされています。この規制を超える場合は、交代運転手が必要となります。所謂、運転手さん二人のツーマン運行です。

また、最高走行距離も決まっていて、基本は、

  • 昼行で走ることのできる距離は、500kmまで。
  • 夜行で走ることのできる距離は、400kmまで。

となっています。

例外規定として、車輌にデジタルタコグラフが付いていたり、体調報告をするなどの細かな規定をクリアーすると、プラス100km延ばすことが出来ます。

例として、東京駅から大阪駅(GoogleMap調べより)まで、新東名、新名神経由でおよそ501kmありますから、「昼行であれば、ワンマンで走ることは可能である!」ということになります。

それ以上、走りたい時は…??

配置基準に従って、交代運転手を用意しなければなりません。

例えば、名古屋から出雲大社に参拝して、日帰りの旅行を計画したとします。

実車距離(お客さんを乗せている状態を、実車と言う)が、片道475km 合計950km。

時間にして、片道7時間として往復14時間。

間違いなく、ツーマン運行しなければなりません!!

出雲大社への参拝時間や、準備時間、回送時間を含めれば、最大拘束時間の20時間近くに達しそうです。

ツーマン運行は、上記に記したように拘束時間が20時間まで延ばすことが出来ます。

3人の運転手が乗れば、もっと延ばせる!

かと言うと…

それは出来ません。10人運転手が乗っていたとしても、最大20時間です。

しかも、同時点呼する必要があります。詳細は、労基署など、専門の方にご相談ください。

ツーマンの休息時間は4時間…!?

目的地から折り返しで帰路につく場合、ワンマン運行の場合、8時間が必要ですが、ツーマンではその半分の4時間で帰りの便を運行することが出来ます。

例えば、九州から関東を往復する夜行高速バスは、片道1,000kmを超えて、14時間を超える運行時間です。もし、到着予定時間が9時だとして、渋滞にはまってしまい車庫に12時に着いたが、出発が夕方6時ならば…ギリギリとなってしまいます。

まとめ

勉強する中で、いろんな規制に縛られていることが分かりました。特に重要と思われたものを、ピックアップして紹介しました。普段利用する際に、いつも疑問に思っていたとこばかりです。

kenta1118
kenta1118
遅れているのに、何時間も止まってる!

…だとか、

kenta1118
kenta1118
もう少し先まで、距離が伸ばせないの?

…などなど。

今(2021年10月現在)コロナ禍も落ち着いてきましたが、まだ、貸切バスを使うことも少ないと思います。

自分自身が安全に目的地に着けるのも、運行管理者の管理がなされての事だと思いました。もし、自分がツーリングや、ドライブを計画したならば、この規定に従って実行したいですね。絶対に安全な行程で、進められることでしょう。

合格したのが2016年(平成28年)4月で、一発合格しました。

その時、勉強会の時に使った問題集とは別に、違う問題集を購入して勉強をしました。長文読解が非常に時間がかかり、一度読んで、即正解を導き出さなければ、時間オーバーになってしまいます。簡単な計算問題がありましたが、焦ってしまうと、導き出せなくなります。何度も練習問題を解き明かして、時間内に終われるようにしました。

その時使った問題集の最新版です。勉強会の後に、知識の維持のために毎日読み込み、そして、解き明かしました。

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それでは今日も、お元気で…

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