旅客運行管理者という、プロの資格に挑戦してみた。
プロ資格と言われる『運行管理者』です。飛行機では、「ディスパッチ」なんて呼ぶそうで、陸上に居るパイロット…なんて言うぐらい、飛んでいるパイロットに寄り添う方なんです。テレビドラマでも、一時期やってましたね。
飛行機での運行管理者は、とてつもなくハードルが高いので、陸上で取れる資格に挑戦です。知っていても損はないと思いましたので、やってみたいと思います。
運行管理者になるには?
運行管理者のは、貨物自動車、バス、タクシーの乗務員の管理が主な業務です。
長時間の運転や、過労運転にならない様に労働時間の管理、また、労働環境の維持設備管理も行います。
そして、安全運転の意識を高めるため、安全運転教育を行ったり、乗務員の運転指導を行います。
乗務員の経験をして、管理者へのステップアップ資格とも言えます。
その資格を得るには、2通りの方法があります。
- 実務経験をして、受験資格を得る。
- 指定教育機関の基礎講習を受ける。
実務経験は、簡単にさせてもらえるわけでなく、点呼業務を行うなど、実際に管理者側の仕事の手伝いをすることで、経験を積むことになります。
一発勝負で行う人や、乗務員のままで試験を受けようと思う方は、②番の指定教育機関が行う基礎講習を受けて修了試験に合格して受験資格を得る方が、一番の早道です。
基礎講習を受ける
私の場合は、指定教育機関(自動車事故対策機構 通称:NASVA)にて基礎講習を受けました。
この基礎講習ですが、3日間集中講義で16時間のノルマがあります。
そして、講習の最後には修了試験があり、これに合格しなければ、修了証書と運行管理者等指導講習手帳がもらえません。
本試験にあたって、修了証書の写しか、手帳の写しが必要でしたので、受験資格を得るのも一苦労です。
なお、令和3年度第1回の試験から『CBT』の試験になるとのことです。(2021年7月17日調べによる)
コロナ感染対策なのかはわかりませんが、申請書類の書面での郵送提出ではなく、インターネットでの申請とのことですので、詳細につきましては、こちらの公益財団法人 運行管理者試験センターまで。
申請をしている間に、受験までの間は、基礎講習で習ったことの復讐の繰り返し行っています。
できるだけ、基礎講習を受けた後、私のように期間を空けない方が良いと思います。
私の場合は、物好きが高じて2005年に基礎講習を終えましたが、2016年まで11年という間、重い腰があがらずにいて、その間にいろんな出来事が世間でありました。
そのため、法改正が行われることになったのでした。
法改正
法改正のその一つが、一般貸切旅客自動車運送事業運行管理者の資格者証の交付がなくなりました。
5年の実務経験と、その間に定期的な指定機関の行う講習を受けていたら、勉強せずとももらえた資格に、事故をキッカケに国土交通省のメスが入ったのです。
なので、貸切バスを運行するバス会社にいる方は、旅客自動車運送事業運行管理者の資格者証を取得する必要があります。
一目でわかるように、「試験の合格によって取得した者ですよ〜」と、区別したわけですね(笑)
業界の方でなくても取得が可能ですので、志のある方は、挑戦してみて下さい。
まとめ
目指すは、
旅客自動車運送事業運行管理者
バス、タクシー、観光と、すべての旅客自動車の運行管理者です。
次回は、受験勉強についてです。
今日も一日、お元気で…