こんにちは。
kenta1118です。
選択制確定拠出年金が身近なものになっています。
クミタテルさんの記事から引用していますが、やはり、選択制DCは、知らない間に近づいています。従業員側の立場として、今後の注意点を記しておきたいと思います。
導入される気配のある会社にお勤めの方には、有益な情報だと思いますので、最後まで読んでいただければと思います。
企業型確定拠出年金
ザックリ!大まかに言えば、『会社天引きの確定拠出年金』です。会社が決めた、証券会社や保険会社、銀行などの金融機関と手を繋いで、天引きの形で掛け金を拠出させられます。
メリット
- 手続きなどの煩雑さがなくて、面倒臭くない…
- 加入金などの手数料の一部が、会社負担…
- 社会保険料などが、抑制される…
…ぐらいでしょうか。(笑)
デメリット
- 割高な商品しか選べない…
- 気に入った商品が選べない…
- 給与ベースが減る場合がある…
- 社会保障のベースが下がる場合がある…
特に、③、④に関しては、深刻な問題です。
選択制DCと、マッチング拠出の違い…?!
多くの人が勘違いや、間違った情報を流していると言われる、この二つの制度ですが、プロの方も間違って発信されているところを見ると、かなり専門的な知識がないと、罠に捕まる事になりますね。
ニッセイビジネスインサイトさんが、詳しく紹介されていますので、参考に引用したいと思います。
結論から言えば、マッチング拠出の方が従業員のメリットは大きいです。
- 給与ベースは維持されます。
- 拠出金は、給与の中からの天引き(かなり大雑把な解釈…)
- 社会保障の減額が無い!
特に最後の『社会保障の減額が無い』のは、老後を目の前にしている50代にとって最大のメリットです。
私が公的年金を受給する歳となって、受け取ることのできる年金額は減る可能性がありますから、マッチングでなければ資産形成の意味をなしません。

(引用:ニッセイビジネスインサイト)
毎月の社会保険料が安くなる分、老齢年金や、近い将来もらえるはずの傷病給付金、遺族年金などを犠牲にする事になります。
基本的に、給与ベースの高い方には、あまり関係がなさそうですが、一従業員で、年収も高く無い方にはお勧めできるものではありません。選択するのは、各個人ですので、ライフプランに合わせてご検討ください。
ちなみに、私は高給取りでは無いので、加入しません。
しかも、一度加入したら60歳まで止めることが出来ません!!
iDeCoにしたい!
と言っても、許可してくれるかは分かりません。
もし、加入が認められたとしても、2万円まで(2021年11月現在)と言った、制限がつきます。私は企業年金が導入されていないので、23,000円で掛金を納めています。この月に3,000円の差は後に響いてきます。
- 20,000円を10年間3%で運用できたとして、433,866円の収益が出ます。
- 23,000円を10年間3%で運用できたとして、498,947円の収益が出ます。
その差は、65,081円の違いになって現れてきます。投入資金が大きいほど、その差になっていきます。
まとめ:選択制DCが始められてからでは遅い!
選択制DCが始められつつある私達の状況について記事にしてみました。
あと10年もすれば定年ですが、それまでに貯まっているはずのお金が、『いつの間にか消えていた!!』…なんて事にならないように、景気の動向や、勤めている会社の動向を知っていなければなりませんね。
特に注意したいのは、基本給にライフプラン手当という名が増えた事で、残業代や、退職金等の基礎となる基本給も下げられてしまわないか、監視しておかなければなりません。
手当なんだから、基本給ではない!
何て言われそうで、要注意です!!
以上、参考になれば嬉しいです。
今日も一日、お元気で…
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