こんにちは。
kenta1118です。
日本人のほとんどの人が、なんらかの保険に入っていると思います。
世界でも稀に見る、「民間保険大好き国民」なのです。
もし、私が
と尋ねたら、答えられますか?
ほとんどの人が忘れている、公的医療保険について紹介したいと思います。
最後まで読んでいただけたらと思います。
日本は皆保険
時々、テレビで耳にするこの言葉ですが、何の事でしょうか?
人生長い間生きてる間に、いろんな病気や怪我をしてしまいます。その時のために『健康保険』という保険に入っています。日本は「皆保険(かいほけん)」のため、国民は何らかの保険に入ることになっています。

近年は、医療技術も高度に進化して、医療費も高額となっています。
しかしながら、個人の所得はそんなに伸びていないために、時にはガンになってしまったとき、高額な医療費が払えなくて、そのまま高度な医療を受けられないのでしょうか?自身の体験を交えて紹介します。
医療費の自己負担には限度額がある
病気で入院した際、加入している公的健康保険にもよると思いますが、医療費の自己負担の限度額があります。年収や、所得によって、限度額があり、これを「高額療養費制度」を使うことで、60万円の入院手術費用が2.5万円になった!ということもあります。
具体例
被保険者である本人が、標準報酬月額が28万円だったとして、20日間の入院をして100万円の医療費がかかったとします。
⑴、窓口での支払い
医療費総額×3割=窓口負担額
1,000,000×0.3=300,000
⑵、自己負担限度額の計算
80,100+(医療費総額−267,000)×1%=自己負担限度額
80,100+(1,000,000-267,000)×1%=87,430
⑶、高額療養費の計算
窓口負担額−自己負担限度額=高額療養費
300,000-87,430=212,570
窓口で払った半分以上が返って来ました!
さらに、健保からは一部負担還元金として、支払われるところがあります。今回は、25,000円とします。
⑷、自己負担限度額をもとに、健保の一部負担還元金を計算
自己負担限度額−25,000=一部負担還元金
87,430-25,000=62,430
62,400(※100円未満は切り捨て)
⑸、最終自己負担額の計算
窓口負担額−高額療養費−一部負担還元金=最終自己負担額
300,000-212,570-62,400=25,030
最終的には、25,030円の実質負担になりました。
(参考、引用:エヌ・ティ・ティ健保組合、ジェイアールグループ健康保険組合)
給付される時期
高額療養費と、一部負担還元金の給付ですが、窓口で支払った3ヶ月後に健保から付加給付金として振り込まれました。
確定申告の際、付加給付金を医療費から差し引くのですが、3ヶ月経って通帳に記帳した際、付加金給付金の事をすっかり忘れていたので、高額な入金に驚きました。(汗)
…と、そんな具合です。
数年前に高額療養費制度を使って入院をし、病院の窓口で約8万円ぐらいを支払いました。退院して3ヶ月後に約5.5万円が振り込まれてきました。実質、約2.5万円…
この中には差額ベット代や、食事代は含みません。約2週間の入院だったのですが、これくらいの金額で済みました。病衣はレンタルせず、週に3回、見舞いに来てくれた家族に洗濯物として着ていた物を出していましたので、その分は安く済みました。
このとき思ったのが、『私にとって、民間医療保険が無駄な保険である』という事を、身をもって体験しました。
もし、私がガンになったとしても、健保組合はキチンと、手術代や入院費用を支払ってくれます。しかも、退院後3ヶ月だけ待っていれば、家計の負担はほとんどないという事です。しかしながら、それまでの間、金銭的に持ち堪えるだけの預金がなければなりません…
- もし、入院までに時間があるならば、健保に「限度額適用認定証」の申請をしましょう。
- 高額療養費分は直接病院に支払われ、窓口の支払いがさらに負担が少なくなります。
- 3ヶ月後には、一部負担還元金分が振り込まれます。(注)加入の健保により、無い場合があります。

近年では、医療の発達で入院期間は短くなり、手術をしても、自分の体への負担は、益々軽くなっています。
では、どうしても医療保険に入る理由を考えるならば、次のものであると思います。
個室へ入院するための医療保険
長期で個室の入院であれば、医療保険に入る必要もあるでしょう。
そのためだけに、毎月高額な保険料を払って、今後、個室に入るかどうか分からないのに、差額ベット代のために保険料を支払うのでは、なんだか無駄な気がしてなりません。
そんなお金があるのであれば、自分のため、家族のため、自身の体を鍛えて健康維持のためにお金に使った方が、最も有意義な使い方であると想えて仕方ありません。しかも、健康はお金では買えません。このことは、日々の生活を見直すキッカケにもなりました。
会社勤めの私が、高額療養費制度を知ったのは、ほんの十数年前のことです。
それまでは、保険の外交員やテレビのCMの影響で、家族からは、半ば強制的に保険に加入させられていました。
都会にある病院の、高級な個室に入院するならば、保険に入った方が良さそうですが、そのような個室には、おそらく入る事は一生なさそうです。
退院後、口座に振込まれてくる付加給付金の金額に驚き、さらに、医療費控除をするための確定申告をしたのですが、入院費を打ち消すほどの保険金だったので、結局、焼け太りになってしまい、医療費控除を申請する意味がありませんでした。
まとめ
具体例を参考に、また、私の体験を紹介して来ました。結果的には、焼け太りとなりましたね。
この経験からから言えることは…
民間医療保険は、付加給付金がある企業のサラリーマンには、基本的に入る必要がない。
理由は、今まで述べてきた通りです。私が会社員であれば、もし、病室を個室にすると言う贅沢をしなければ、健保組合の給付金で、十分にこと足りる事がわかったためです。
しかしながら、一部の中小企業の会社員、自営業の人などは、これには該当しない場合があります。
国民健康保険には、ここで紹介した付加給付金制度がありません。協会けんぽも、付加給付金の制度が無い会社もあります。もし、高額療養費制度・限度額適用認定証申請を使う事があるのであれば、先ずは、ご自身の勤務先である会社総務か、加入している健康保険組合等に、お問い合わせ下さい。
コレを知っていると、無駄な保険を見直して、無駄な出費を省けますよ。
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以上、参考になれば嬉しいです。
それではまた、今日も一日、お元気で…
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