こんにちは。
kenta1118です。
今回も、自然を感じて…の記事になります。
家の周りを、たくさんの動植物が生きています。
一番よく接するのは、ネコ…スズメ…カラス…と言ったところでしょうか。
しかし、遠い国から飛来してくれる、働き者がいます。『ツバメ』です。
家の軒下に巣を作って、厄介者扱いするのを見たことがありますが、非常に残念な気持ちになって来ます。彼らは、非常に働き者である事を紹介したいと思いますので、最後まで読んでいただけたらと思います。
交通事故を無くしたい
私の家の近くを、地方の幹線道路が通ってるのですが、交通事故で亡くなる動物たちを目撃する事が多々あります。その日は一日中、沈んだ気持ちになってしまいます。
そんな中、『ツバメ』がごく稀にですが、横たわっている時があります。
素早い旋回能力、時速にして60キロをマークする様な、俊敏な運動能力を持ってしても、事故で亡くなるのです。人間の身体能力では、限界を超えている運動能力の持ち主でも、自動車が危険かを物語っている様に感じます。
自然の摂理
ツバメは、遠く東南アジアの方から飛んできて、我が家の田んぼにいる害虫を餌として駆除してくれるのです。軒下に巣を作るので、「糞だらけになるから…」と厄介者扱いする人を見かけるのですが、
と思うと、悲しい気持ちになります。
そんな利益をもたらしてくれているのです。
一方、『スズメ』に関しては、稲をダメにする害獣として扱われます。しかし、そのスズメも、野良猫たちの餌となっていますので、一概に駆除してしまうのは、食物連鎖の鎖を断ち切ることになると考えます。
自然の中に居ながら、厄介な動物なんて居ないんだと感じました。
小さな命
食うか、食われるかの中でやっと生まれてきた命…
「屋根の上から、鳥の鳴き声がする…」と母から連絡を受けたので、屋根の上に登って捜索してみました。
雨どいの溝の中に、生まれて数日であろうヒナが弱々しく鳴いていました。
軒下の巣から落ちてきたらしく、周辺を探すのですが、見つけられませんでした。母は動揺して、何を思ったのか、コップに水を入れて飲ませようとするほどの慌てぶりです。
親鳥が探しているかも知れないと思い、周りを見回すのですが、ツバメも、スズメも飛んでいませんでした。「人間がいるから警戒しているのかな?」と思い、近所から稲わらを分けてもらって、巣のようにして落ちていた場所の近くの日陰となる屋根の上に、そっと置いておきました。
数羽のスズメが近くを飛んでいたようですが、餌を与えるでもなく、近寄るでもなく何の反応もありませんでした。
手を出せない現実
しかしながら、ここで、人間の手を加えるわけにはいきません。動植物保護の関係法令で、飼う事は禁止されています。見殺しかも知れませんが、哀しいかなこれが現状です。
結局、数日間観察していましたが、とうとう、親鳥は現れず、ヒナは小さな命を終えていました。
初めてみた人間が私で、「手の温もりを感じられた…」、その思い出を持って逝ってくれたと思います。非常に哀しい気持ちになってしまいました。その亡き骸は、庭の片隅に埋葬する事に家族と話し合い、静かに埋めてやりました。
しばらくは、哀しい気持ちで暮らす事になりそうです。
それでは今日も一日、お元気で…
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